【パリに見いだされたピアニスト(2018)】音楽を題材にしたフィクション映画

 

パリに見出されたピアニスト

[原題]au bout des doigts
[監督]ルドヴィク・バーナード
[脚本]ルドヴィク・バーナード
[出演]ジュール・ベンシェトリ/ランベール・ウィルソン/クリスティン・スコット・トーマス
[製作年]2018年
[製作国]フランス、ベルギー
[上映時間]105分
[ジャンル]ドラマ

パリに見出されたピアニスト

生い立ちに恵まれず、夢を持たずに生きてきた不良青年マチューと、彼の才能を見いだしピアニストに育てようとする2人の大人たち。
周囲との格差や環境の壁に直面しながらも本気で音楽と向き合い、ピアノのみならず自身も成長し、大人たちも変化していく姿を描くヒューマンドラマ。

監督、脚本は、リュック・ベッソンやギョーム・カネの下で助監督として研鑽を積んできた俊英ルドヴィク・バーナード。
主演は「アスファルト」のジュール・ベンシェトリ。マチューを見守り導いていく2人の大人を「神々と男たち」のランベール・ウィルソンと「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマスが演じる。

 

 

【公式HPより】

忙しなく人が行き交う、パリの主要ターミナル 北駅。
耳を澄ますと、喧騒の中に美しいピアノの音色が聴こえる。
ご自由に演奏を!
そう書かれたピアノに向かうのは、おおよそピアニストとは思えない、ラフな格好をした一人の青年だった。
彼の名はマチュー・マリンスキー。パリ郊外の団地で母親と妹、弟と暮らしている。
決して裕福とは言えない家庭で育ったマチューは、幼い頃にふとしたきっかけでピアノと出会い、誰にも内緒で練習していた。
クラシックは時代遅れだと思い、ラップを聴いている地元の仲間にバレたら、とんだお笑い草だ。
ある日、マチューが駅でピアノを弾いていると、その演奏に足を止めた男が一人。
パリの名門音楽学校コンセルヴァトワール(パリ国立高等音楽院)でディレクターを務めるピエール・ゲイトナーだった。
マチューの才能に強く惹かれたピエールは、声をかけ名刺を渡すが、マチューは逃げるように去ってしまう。
その夜、仲間と盗みに入った家でグランドピアノを見つけたマチューは弾きたい衝動を抑えきれず、警察に捕まってしまう。
実刑を免れないと言われたマチューに手を差し伸べたのは、ピエールだった。
コンセルヴァトワールでの清掃の公益奉仕を条件に釈放されたマチューは、ピエールからもう一つ条件を言い渡される。
それは、女伯爵との異名を持つピアノ教師エリザベスのレッスンを受けることだった。
ピエールは、マチューをピアニストに育て上げる夢を持ったのだった。
望まないレッスンに、マチューは反抗的な態度。
エリザベスも匙を投げかけたが、ピエールの進退を賭しての熱意に動かされてレッスンを続けることに。
そして、ピエールは国際ピアノコンクールの学院代表にマチューを選ぶのだった。
課題曲はラフマニノフの「ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調」。
コンクールまで4か月。
3人の人生をかけた戦いが、いま、始まるーー。

【登場する主な楽曲】

J.S.バッハ「平均律クラヴィア曲集 第1巻 第2番 ハ短調」
F.ショパン「ワルツ 第3番 Op.31-2」
D.ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲 第2番 Op.102」
F.リスト「ハンガリー狂詩曲 第2番」
S.ラフマニノフ「ピアノ協奏曲 第2番 Op.18」

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