2月21日1791年【C.ツェルニー】

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カール・ツェルニー
Carl Czerny

[作曲家・ピアニスト/オーストリア]
1791年2月21日-1857年7月15日 66歳没

練習曲で知られる作曲家。
ベートーヴェン(1770-1827)の弟子で、20代にはピアニストとして活動した後、1000を超す膨大な量の作品を残し、教育者としてリスト(1811- 1886)らを育てた。

生涯

1791年 ウィーンでチェコの音楽家の家系に生まれる。
3歳より父からピアノを学び、7歳で作曲を行う。
1800年9歳 ウィーンでモーツァルト『ピアノ協奏曲第24番』を演奏してデビュー。

1801年10歳 30歳のベートーヴェンを訪ね『ピアノソナタ「悲愴」』を弾き、弟子入りする。
3年間ベートーヴェンに師事し、フンメル(1778-1837)のレッスンも受けた。暗譜力に優れベートーヴェンの曲は全て演奏することができた。
1812年2月20歳 『ピアノ協奏曲第5番「皇帝」』ウィーン初演を行う。

内気な性格から演奏家より、教育者、作曲家のほうが性に合うと考え、最初の交響曲を作曲した15歳の時からピアノを教え始めた。
1816年には1日12時間のレッスンを行いつつ、作曲活動を行うハードな生活が、1836年45歳でレッスンをやめるまで続いた。
フランス、ドイツ、イギリスでも当代最高のピアノ教育者として知られるようになり、1822年にレッスンを受けたリストをはじめ、この時代の主要なピアニストや作曲家たちを数多く輩出した。

リストは『超絶技巧練習曲集』(1851)をツェルニーに献呈し、ツェルニーも『48の前奏曲とフーガ op.856』などをリストに献呈した。
1829年 ショパンが訪問し親交をもち翌年にも訪問を受けている。『8つのスケルツォOp.555』をショパンに献呈した。

『完全ピアノ教程Op.500』(1839)、バッハ、ベートーヴェン、リスト、ヴォルフなどのに作品の抜粋をまとめた『さまざまな練習曲の練習―華麗なパッセージの百科事典』(1843)を刊行したことは、学校教育を受けなかったツェルニーが、ピアノ演奏・作曲に関する教育体系を一人で確立した偉業と言える。

また、一般に知られていなかったJ. S. バッハ『平均律クラヴィーア曲集』や、 スカルラッティの鍵盤作品、ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ』に、フレージングやメトロノームの速度表示など書き加え校訂した。

完全な作品目録は無いが作品番号は861に上り、12曲のピアノ・ソナタ、10曲以上の交響曲、9曲以上の弦楽四重奏、その他宗教曲、ピアノ協奏曲、ピアノ三重奏などの室内楽、無数のピアノ変奏曲やロンド、性格小品などあらゆるジャンルを手がけ、1,000曲以上の作品を残したが、現在はピアノ学習者のための練習曲を数多く残したことで知られる。


ツェルニー40番練習曲

『ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 214』
ピアノ:ダーヴィド・ボルドリーニ
指揮:マッシモ・ベッリ
ラミ・ムジカーリ管弦楽団

1850年代の半ばから、健康状態が急速に悪化したが、作曲を続けた。
1857年7月15日66歳 痛風のために作曲できなくなり、亡くなる。
生涯独身で、死の直前に作成した遺言書により、資産はウィーンの楽友協会、聾唖学校など複数の芸術・慈善団体に寄附された。

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