代役

「今日誕生日の音楽家」はソプラノ歌手のゲオルギューです。

2010年、ロイヤルオペラ来日公演で『椿姫』ヴィオレッタ役にクレジットされ、全盛期は過ぎたとはいえ、やはり生で聴いておきたいと思い、ロイヤルオペラ千秋楽のチケットを入手しそのを楽しみにしていたのでした。

ところが、2週間前にキャンセル。代役は私の知らない歌手・・・。ロイヤルオペラは『椿姫』ともうひとつの演目『マノン』が公演され、そちらは今は飛ぶ鳥を落とす勢いのネトレプコがプリマドンナ。『マノン』にすれば良かった・・・と後悔をしてのでした。

果たして、『椿姫』の幕が開き、ネオは素人の耳にもわかるほど良くないもので、大ブーイング。ついに4公演中4公演目の第1幕を歌ったところで、代役の代役ペレスに交代。千秋楽はどうなることやら・・・と心配していたら、なんとネトレプコがヴィオレッタを歌うと、当日発表!

9月11日、14日、17日、20日と『マノン』マノン・レスコー役をつとめ、上記のような状況から早い段階でゲオルギューの代役の話があったようで、マノンの千秋楽後に「行ける!」ということで9月22日の『椿姫』ヴィオレッタ役をみごとに歌い上げ大喝采をあびたのでした。オペラは演出によって動作が違うし、技術と体力双方が必要。トップスターはこういうものなのだなぁとしみじみ感じたのでした。

公演は素晴らしいもので、最後のカーテンコールではおちゃめなネトレプコとともに、代役の代役を務めたペレスの姿も。

バーンスタインが最後に日本で振った公演では、ラストの公演へ行く予定だったために、キャンセルされてしまいマイケル・ティルソン・トーマスが代役でめちゃ残念だったのだけれど(チケット代の一部が当日に戻ってきた!指揮者のギャラの差額ね・・・数か月後バースタインは亡くなった)、この公演ではプラチナチケットとなったのでした。

でも、あの時期のゲオルギューの声は聴いておきたかったという想いもあるのです。

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