11月25日1895年【W.ケンプ】

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ヴィルヘルム・ケンプ
Wilhelm Kempff

[ ピアニスト / ドイツ ]
1895年11月25日-1991年5月23日 95歳没
ドイツのピアニスト、オルガニスト、作曲家、教育者


エリーゼのために/ベートーヴェン

生涯

1895年 ブランデンブルク州ユーターボークに教会オルガニストの父のもとに生まれる。
幼少よりピアノ、オルガンを学び、卓越した才能を示した。
ベルリン音楽大学で学び、1917年にピアノ組曲の作曲によりメンデルスゾーン賞を受賞。
1918年23歳 ニキシュ(1855-1922)指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番で協演。
1920年25歳 シベリウス(1865-1957)の招きで北欧を訪れ、スウェーデン王室より勲章を授与。
1924年29歳 シュトゥットガルト音楽大学の学長に就き1932年まで務めた。
1932年37歳 プロイセン芸術協会の正会員となり1933年には十字勲章を授与され、ドイツ楽壇の中心的役割を担うようになる。
当時の彼の肩書は立派に「オペラ作曲家」であり、ピアノ演奏が副業であった。

1936年41歳 ドイツ文化使節として初来日。
1940年45歳 戦時中、アーヘンでカラヤン(1908-1989)と協演、1943年パリのベートーヴェン・フェスティバルに出演、戦後間もない1945年10月にハンブルク放送局でのリサイタルなど演奏活動を続け、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集(1935-43)やピアノ協奏曲第3~5番(1942年)などを録音している。

ムッソリーニに献呈された作品が汚点になったとされ作曲家の道をあきらめ、以降専業ピアニストとして活動する。ナチス協力の戦犯容疑が解けた1950年代、ベートーヴェンのピアノソナタ全集をリリースし名声を高めた。


Beethoven: The 32 Piano Sonatas

1960年代以降はテクニックの衰えにより演奏スタイルが変わり、技巧より精神性を重視する演奏家とみなされるようになる。

親日家で1936年の初来日以来、10回来日している。
1954年 広島平和記念聖堂オルガン除幕式に伴い録音を行い、被爆者のために売り上げを全額寄付している。調律師も日本人の大石雪治を起用していた。

「Hiroshima」
広島世界平和記念聖堂で録音したオルガンリサイタル(1954)

1961年10月65歳での来日では、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を7夜にわたる連続演奏を行った。ベートーヴェンのピアノソナタ全曲演奏を一人で行うことは日本初とされ、大きな話題となった。
1970年75歳 ベートーヴェン生誕200周年記念で来日し、ピアノソナタおよびピアノ協奏曲の全曲演奏会を行った。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 Op.73「皇帝」
ピアノ:W.ケンプ
指揮:森 正(1921-1987)
NHK交響楽団(1970年4月 東京)

1991年5月23日95歳 イタリアのポジターノでパーキンソン病のため亡くなる。

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