10月4日1950年【F.アライサ】

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フランシスコ・アライサ
Francisco Araiza

[テノール歌手/メキシコ]
1950年10月4日- 72歳
世界の名だたる歌劇場、主要な音楽祭で多くの聴衆を魅了してきた、カリスマ的テノール歌手。


フランシスコ・アライサ:オペラ・アリア集

グラナダ(1989年39歳)

 

経歴

1950年 メキシコに生まれる。父は、教会のオルガン奏者、合唱指揮者。
幼少時から父よりピアノを習い、メキシコ市の国立音楽学校と国立音楽学院で学んだ。
メキシコ大学で経営学を学び、卒業後は経営コンサルタントとして2年間働いた。
1969年19歳 地元でリサイタルを行いプロデビュー。
1970年20歳 地元の歌劇場でモーツァルト『魔笛』のタミーノ役でオペラ・デビューを飾った。オペラデビュー。
1974年24歳 ドイツラジオ放送コンクールで賞を得た後、ミュンヘンの音楽院で研鑽を積む。
1977年27歳 チューリッヒ歌劇場のレギュラーメンバーとなる。
1980年30歳 カラヤン(1908‐1989)によるモーツアルト『魔笛』タミ-ノ役としてレコーディングとザルツブルグ音楽祭デビュー。
1988年38歳 メキシコ市国立音楽院に「フランシスコ・アライサ声楽コンクール」を設立。
同年 来日し東京でのリサイタルは、「ベスト・ミュージカル・イヴェント・オブ・ザ・イヤー」を受賞。またこの年、ウィーン国立劇場の「宮廷歌手」となる。

世界中ほとんどの主要歌劇場、主な音楽祭に出演し、モーツアルト、ロッシーニに関して、現代最高の解釈者の一人として知られるようになる。
1991年UNAMの「モーツアルト・メダル」、1995年マリオ・デル・モナコの「金のオルフェ」、1996年ミュンヘンで最高のパーフォーマンスのオペラ歌手に贈られる「ゴールデン・メルキュール」などを受賞。

1977年からチューリヒ歌劇場に所属。1980年にはカラヤンに起用されザルツブルク音楽祭に初出演、1984年からはメトロポリタン歌劇場にも出演。1988年にはウィーン国立歌劇場から宮廷歌手の称号を贈られた。

これまで、カール・ベームカラヤン、カルロス・クライバー、ジュリーニ、サー・コリン・ディヴィス、ムーティ小澤征爾、アバド、アーノンクールなど巨匠指揮者たちと共演し、オペラ以外にリートやオペラ・アリア、さらに「ロマンティック・テノール」などのポピュラー音楽のレコーディングにも意欲的に活動した。
ドイツ留学時の母校シュトゥットガルト州立音楽大学で教鞭をとり、ウィーンやミュンヘンなどでマスターコースを行うなど、後進の指導に力を注いでいる。

モーツアルト:『ドンジョヴァンニ』Il mio tesoro intanto

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