【ファンタジア(1940)】‐音楽を題材にしたフィクション映画

ファンタジア

[原題]Fantasia
[監督]ベン・シャープスティーン
[脚本]ジョー・グラント
ディック・ヒューマー
[音楽]エドワード・H・
[演奏]フィラデルフィア管弦楽団
指揮:レオポルド・ストコフスキー
[製作]ウォルト・ディズニー
[出演]ミッキーマウス
[製作年]1940年
[製作国]アメリカ
[上映時間]125分(オリジナル公開版)
81分(1942年再公開版)
115分(1990年リリース版)
[ジャンル]アニメーション


ファンタジア

ウォルト・ディズニーがクラシックの名曲をアニメーションで表現した、革新的な映像作品。ディズニー長編アニメーション第3作の史上初のステレオ音声作品。

8つのの作品で7つの部分から成る。
1:『トッカータとフーガ・ニ短調』(9:22)バッハ(1685-1750)
音のもつ色合と動きをそのままスクリーンの色彩と動きに変えたもの。
2:『組曲くるみ割り人形』(14:12)チャイコフスキー(1840-1893)
バレエ音楽8曲のうちの6曲を使用。1.金平糖の踊ー『露の精』の幻想 2.中華民国の踊ー『キノコの踊』3 .葦笛の踊ー『開花のバレエ』 4.アラビアの踊ー『水のバレエ』 5.ロシアの踊ー『あざみの少年とらんの少女』 6.花のワルツー『秋の精、ひめはぎのバレエ、霜の精、雪の精』
3:『魔法使いの弟子』(9:17)デュカ(1865-1935)
ミッキー・マウスが登場する。
4:『春の祭典』(22:28)ストラヴィンスキー(1882-1971)
地球の発生から生物の誕生、巨大な動物たちの斗争から太陽の讚歌で結ぶ。
5:『田園交響曲』(22:00)ベートーヴェン(1770-1827)
古代ギリシャを舞台に、虹の女神アイリス、黄金の車を駆るアポロ、月の女神ダイアナ、夢の神モルフェウスの幻想。
6:『時の踊り』(12:13)ポンキエリ(1834-1886)
担当者が動物園やバレエ公演に頻繁に通って製作された、ワニとカバの踊り。
7:『禿山の一夜』(7:25)ムソルグスキー(1839-1881)
8:『アヴェ・マリア』 (6:27)シューベルト(1797-1828)
7と8はアニメーションがつなぎ合わされ「光と闇」を表現。

監督11人、アニメーター60人、103人編成のオーケストラなど、投入されたスタッフはのべ1000人、描き上げられた原画100万枚、録音テープ(光学録音フィルム)の長さ42万フィート(うち映画使用は1万8千フィート)、制作期間3年と前例のないスケールでの製作である。
ウォルト・ディズニー・ホーム・ビデオが1991年11月1日に発売したビデオは、当時の日本記録『眠れる森の美女』と『ローマの休日』の約40万本を大幅に更新し100万本を売り上げた。

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