【不滅の恋/ベートーヴェン(1994)】-音楽を題材にしたフィクション映画

不滅の恋/ベートーヴェン

[監督・脚本]バーナード・ローズ
[原題]Immortal Beloved
[製作総指揮]スティーブン・マケビティ
[製作]ブルース・デイビ
[撮影]ピーター・サシスキー
[出演]ゲイリー・オールドマン
イザベラ・ロッセリーニ
[製作年]1994年
[製作国]アメリカ
[上映時間]121分
[ジャンル]ドラマ


不滅の恋 ベートーヴェン

楽聖ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの遺書に書かれた“不滅の恋人”の謎に迫るミステリー・ロマン。音楽監督サー・ゲオルグ・ショルティ、ロンドン交響楽団、ヨー・ヨー・マ、エマニュエル・アックス、マレイ・ペライアら一流の演奏が彩る。

生涯独身だったベートーヴェンの死の直後「自身の楽譜、財産全てを”不滅の恋人”に捧ぐ」と記された1通の遺書が発見された。ベートーヴェンの秘書であったアントン・シンドラーは、遺書に書かれたベートーヴェンの“不滅の恋人”(Immortal Beloved)を探すべくオーストリア、ハンガリーの各所を旅して周り、「不滅の恋人」候補の女性たちの回想からベートーヴェンの生涯を描き出す。

1827年、ベートーヴェンの遺書には「私の楽譜、財産の全てを“不滅の恋人”に捧げる」とあった。が、それが誰を指すのか。彼の弟子で親友のアントン・シンドラーは莫大な財産を欲しがる親戚たちを説き伏せ、ベートーヴェンの本当の心を知るため、彼女に当てた3通の手紙を手掛かりに“不滅の恋人”を捜す旅へ。

最初に訪ねた女性は、ベートーヴェンより14歳年下のジュリエッタ・グィチアルディ伯爵夫人。20年前、17歳だった彼女は、演奏会で初めて聴いた彼の情熱的な音楽に瞬く間に虜になった。だが、彼女に聴覚障害があることを試された彼は怒り、生涯会おうとはしなかった。
シンドラー次に訪ねたのは、ハンガリーの伯爵夫人アンナ・マリー・エルデーティー。ベートーヴェンがピアノ協奏曲第5番『皇帝』を披露しようとオーケストラの指揮をとるが、既に耳が聞こえず指揮棒と音が合わないため聴衆から失笑をかった時、客席から彼を助けた勇気ある女性。この出来事がきっかけで、二人はアンナの屋敷で幸せな一時を過ごす。

そして、弟カスパールの妻ヨハンナ。彼らが結婚する際に大反対をし、カスパールが亡くなった後、息子カールの養育権を巡ってヨハンナと裁判で争ったのだが、ベートーヴェンの”不滅の恋人”はヨハンナではなかったのか。そして溺愛したカールは・・・。

ベートーヴェン役のゲーリー・オールドマンは元々ピアノを趣味としており、劇中でも殆ど吹替えなしで演奏したとも言われている。

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