12月5日1946年【ホセ・カレーラス】

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ホセ・カレーラス
Josep Carreras
José Carreras

[テノール歌手/スペイン]
1946年12月5日 - 77歳
パヴァロッティ(1935-2007)、ドミンゴ(1941-)と共に「三大テノール」として広く知られる、テノール歌手。
41歳の時に白血病になりながら、奇跡の復活を遂げました。近年では、コロナ禍の2020年に中止になった以外は、ほぼ毎年来日公演を行っています。


ベスト・オブ・ホセ・カレーラス

『恋のアランフェス En Aranjuez con tu Amor』
テノール:ホセ・カレーラス

経歴

1946年 バルセロナに生まれる。幼い頃から音楽的才能をあらわし、8歳でスペイン国立放送に出演し、G.ヴェルディ『女心の歌』を歌う。
1957年11歳 バルセロナのリセウ大劇場でファリャ『ペドロ親方の人形芝居』ボーイソプラノ役の語り手と、G.プッチーニ『ラ・ボエーム』第二幕の子役を歌う。その後スペインのリセウ音楽院で学ぶ。

リセウ劇場に『ノルマ』フラヴィオ役でデビューした際、主役ノルマを歌ったモンセラート・カバリェ(1933-2018)に目をかけられ、成功へのきっかけとなる。
1971年25歳 カバリェとの共演でロンドン・デビューを果たし、以後、2人は15曲以上のオペラで共演した。

二重唱
モンセラート・カバリェ& カレーラス

1972年26歳 プッチーニ『蝶々夫人』ピンカートン役でアメリカデビュー。
1973年27歳 NHKの招聘でイタリア・オペラ公演メンバーとして初来日。1974年28歳 ウィーン国立歌劇場、ロンドンのロイヤル・オペラハウス、メトロポリタン歌劇場にデビュー。
1975年29歳 ミラノ・スカラ座にデビュー。
1976年30歳 再びNHKの招聘でカバリェ主演『アドリアーナ・ルクヴルール』でマウリツィオを歌う。

1987年41歳 白血病の診断を受け、回復の可能性は10%と告げられるが、自身の骨髄の自己移植が行われ、奇跡的に生還。歌手活動に復帰。
1988年42歳 「ホセ・カレーラス国際白血病財団」を設立し、白血病の研究と骨髄提供者の登録の支援事業に財政的支援を行う。

1990年44歳 FIFAワールドカップイタリア大会開会式でパヴァロッティ(1935-2007)、ドミンゴ(1941-)と共に、初の三大テノール公演を開催。以来、1994年アメリカ大会、1998年フランス大会、2002年日韓大会まで3人合同での演奏会を開いた。

三大テノールによるコンサート(1994年)
パバロッティ-ドミンゴ-カレーラス

1992年46歳 バルセロナオリンピックで音楽監督を務め、開会式ではイギリスの歌手サラ・ブライトマンと同オリンピックのテーマソング『AMIGOS PARA SIEMPRE』をデュエットし絶賛される。

AMIGOS PARA SIEMPRE | Music Monday
サラ・ブライトマン&ホセ・カレーラス –

オペラの舞台に加え、サルスエラのような親しみやすいジャンルの公演にも出演し、『ウェスト・サイド物語』の録音にも参加したことがある。また、坂本龍一の「オペラ」にも出演した。

バーンスタイン:ウエストサイドストーリーより『マリア』
指揮:レーナード・バーンスタイン(1918-1990)
トニー:ホセ・カレーラス

2009年5月62歳 オペラからの引退を発表。その後もリサイタルなど活動を続け、2021年11月には日本公演が予定されている。


誰も寝てはならぬ~レジェンド!ホセ・カレーラス


カレーラス~ザ・グレイテスト・ヒッツ 50

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