クラシック音楽情報
【音楽家の誕生日 一覧】
スティーヴ・ライヒ
Steve Reich
[ 作曲家 / アメリカ ]
1936年10月3日 – 86歳
現代音楽を代表するミニマル・ミュージックの先駆者
※【ミニマル・ミュージック】音素材をミニマル(最小、極小)に切り詰め、パターン化された音型を反復させる中で徐々に変化させていく音楽。1960年代、アメリカで生まれた。短い旋律やリズムパターンの反復を執拗に繰り返すため「反復音楽」ともよばれる。
『アンサンブルとオーケストラのための音楽』
Music for Ensemble and Orchestra (2016年)
経歴
1936年 ドイツ系ユダヤ人移民の父親と東欧系ユダヤ人の母親(女優のジューン・キャロル)のもとに生まれる。
1957年21歳 コーネル大学哲学科を卒業。
1958年22歳 ニューヨークのジュリアード音楽院で学ぶ。
1961年25歳 ミルズカレッジでルチアーノ・ベリオ( 1925-2003)とD.ミヨー(1892-1974)に師事し、2年後修士号を取得。
アフリカ音楽に興味を持ち、1970年ガーナ大学アフリカ研究所でドラミングを学び、アメリカへ戻ってからは、バリ島のガムランを研究する。
1976年40歳 代表曲『18人の音楽家のための音楽』を2年がかりで仕上げたこの年から翌年にかけて、ユダヤ人であるルーツを探るべく、ニューヨークとエルサレムにて、ヘブライ語聖書の伝統的な詠唱法を学び、その後『テヒリーム』(1981)を作曲。
『18人の音楽家のための音楽』
1990年54歳 ホロコーストを題材にした『ディファレント・トレインズ』(1988)がグラミー賞最優秀現代音楽作品賞を受賞。
2006年70歳 第18回高松宮殿下記念世界文化賞音楽部門を受賞。
2007年71歳 録音されたテープとアンサンブルによる作品『ダブル・セクステット』発表。この作品が2009年度ピューリッツァー賞音楽部門を受賞。
『ダブル・セクステット Double Sextet』
『Double Sextet』について語るライヒ
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