3月6日1930年【L.マゼール】

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ロリン・マゼール
Lorin Maazel

[指揮者・ヴァイオリニスト・作曲家/アメリカ]
1930年3月6日 – 2014年7月13日 84歳没
クラシック界の巨匠と呼ばれる世界的指揮者のひとり。
世界屈指のオペラハウスや名門オーケストラの主要ポストを歴任し、150以上のオーケストラで、5千回以上に及ぶオーケストラとオペラの公演を指揮しました。


ロリン・マゼール: シューベルト交響曲全集

R.ワーグナー:神々の黄昏 Götterdämmerung
指揮:L.マゼール
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団(2000年10月)


生涯

1930年 フランスのヌイイにユダヤ系ロシア人の父と、ハンガリーとロシアのハーフである母のもとに生まれる。生後ほどなく一家でアメリカへ移住。
1935年5歳 ヴァイオリンを学び始める。
1937年7歳 指揮の勉強を始める。
1938年8歳 ニューヨーク・フィルハーモニックを指揮して指揮者デビュー。
1939年9歳 L.ストコフスキー(1882-1977)の招きでフィラデルフィア管弦楽団を指揮。
1941年11歳 A.トスカニーニ(1867-1957)に認められNBC交響楽団の夏季のコンサートを指揮。10代半ばまでに全米のほとんどのメジャー・オーケストラの指揮台に登るという神童ぶりを発揮する。
1948年18歳 ピッツバーグ大学に入学。言語学、数学及び哲学を専攻する。
その一方で、ピッツバーグ交響楽団に入団しヴァイオリニストとして活躍し、またアート弦楽四重奏団を結成した。
1952年22歳 フルブライト奨学金の試験に合格し、イタリアへ留学。バロック音楽を研究する。
1953年23歳 イタリアのマッシモ・ベリーニ劇場で指揮者としてヨーロッパデビュー。
1960年30歳 バイロイト音楽祭で『ローエングリン』を指揮し、史上初の米国人指揮者としてデビュー。史上最年少でもあった。
1963年33歳 ザルツブルク音楽祭デビュー。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団とモーツァルト『ヴァイオリン協奏曲第3番』をヴァイオリンを弾きながら指揮をする「弾き振り」を行い話題となる。

モーツアルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 K.216
ヴァイオリン・指揮:L.マゼール
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

1963年33歳 初来日。以降30回近く来日し、N響をはじめ日本の主要オーケストラを指揮。
1965年35歳 ベルリン・ドイツ・オペラとベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)の音楽監督に就任。
1972年42歳 クリーヴランド管弦楽団の音楽監督に就任。

ベルリオーズ:幻想交響曲&オッフェンバック:パリの喜び[ロリン・マゼール&クリーヴランド管]

1980年50歳 ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの指揮者を務め、その後1986年まで毎年と、以降も出演し生涯登場回数11回は、ボスコフスキー、クラウスに次ぐ史上第3位。
1982年52歳 ウィーン国立歌劇場の総監督に就任。(-1984)


ラフマニノフ:交響曲第2番、死の島[ロリン・マゼール指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団1982年、1981年録音]

1990年60歳 1950年代からの良い関係であったベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のカラヤンの後任に音楽監督のポストを逃す。前評判ではマゼールだったがC.アバド(1933-2014)が選出された。
その後、1999年までベルリン・フィルの出演要請に応えなかったほど落ち込んだ。

バイエルン放送交響楽団とピッツバーグ交響楽団の音楽監督を務める。
ヴァイオリニストとしてのCDのリリースや、作曲活動の開始など活動の場を広げる。一方で、環境問題への提言や国際連合諸機関に対するチャリティー・コンサートに取り組むなど慈善活動も活発に行うようになり、国際連合からは「国連友好大使」の称号を、またフランス、ドイツ、イタリアなどからは各国の最高級の勲章を授与される。

2002年72歳 楽員の総意によりニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任。(-2009)
2004年74歳 団員全員が「ソリスト」として契約しているアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。
2005年5月3日には、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』に基づく自作のオペラ「1984年」がロンドンのロイヤルオペラで初演され、大成功をおさめる。

L.マゼール:1984”序曲”
指揮:L.マゼール

2008年2月26日77歳 米朝関係の緊張する中、北朝鮮の東平壌大劇場でニューヨーク・フィルの平壌公演を指揮して話題となる。アメリカのオーケストラが同国で演奏するのはこれが初めてであった。

指揮:L.マゼール
ニューヨーク・フィル(2008年演奏平壌)

2012年82歳 C.ティーレマン(1959-)の後任として、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。


2014年84歳 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者就任は、2015年以降の首席指揮者が決定するまでの暫定的な3年間契約だったが、健康上の理由から任期1年を残して退任。同年5月にはボストン交響楽団との来日公演をキャンセル。
2014年7月13日84歳 ヴァージニア州キャッスルトンの自宅で、肺炎及びその合併症により亡くなる。

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