2月29日1792年【G.ロッシーニ】

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ジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ
Gioachino Antonio Rossini

[作曲家/イタリア]
1792年2月29日 – 1868年11月13日 76歳没
『セビリアの理髪師』『ウィリアム・テル』など36曲のオペラを作曲し、作曲家として大成功をおさめ財をなして44歳で引退。
その後はパリ市内でレストランを経営し、牛フィレとフォアグラのステーキ「ロッシーニ風」を考案した美食家としても成功をおさめました。



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『ウィリアム・テル 』序曲
Guillaume Tell,Overture
指揮:C.アバド(1933-2014)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1996年6月演奏)

生涯

1792年 イタリアのアドリア海に面したペーザロの音楽一家に生まれる。父親は食肉工場の検査官をしながらトランペット奏者、母親は歌手で、両親は彼に早くから音楽教育を受けさせた。
1796年4歳 ナポレオンを支持していた父親が、オーストリアの政権復帰により投獄される。
1800年8歳 美食の街として有名なボローニャへ母と共に移り住み、ボローニャ音楽学校に学ぶ。のちに父親と再会。
1806年14歳 ボローニャ市立音楽院入学。
1810年18歳 同院卒業。フィレンツェで一幕のオペラ・ファルサ『結婚手形』を初演。オペラ作曲家としてデビューし、以後ヴェネツィアとミラノを中心に活躍する。
1812年9月20歳 第7作目のオペラ・ブッファ『試金石』スカラ座で初演。初のヒット作となり兵役を免除される。同秋から1813年にかけて3つのオペラを同時に受注するなど、オペラの人気作曲家となり、ヨーロッパ中に名声が広まる。
1815年23歳 ナポリでの『エリザベッタ』公演の成功をきっかけに、サン・カルロ劇場の音楽監督に就任。
1816年24歳 代表作となる『セビリアの理髪師』が大成功をおさめる。

『セヴィリアの理髪師』序曲
The Barber of Seville, Overture
指揮:ユーリ・テミルカーノフ(1938‐ )
サンクトペテルブルク交響楽団

1822年30歳 歌手のイザベラ・コルブランと結婚。同年『セミラーミデ』初演。イタリアでの最後のオペラとなる。

『セミラーミデ』序曲
Semiramide,Overture
指揮:サイモン・ラトル(1955‐)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2015年5月)

”セミラーミデ”より『麗しい光が』
エルザ・ドライシヒ(1991-)
“Bel raggio lusinghier”, Semiramide, Rossini

1824年32歳 パリへ移住し、イタリア劇場の音楽監督およびオペラの新作を書くという旨の契約をフランス政府と結ぶ。
1826年34歳 フランス国王シャルル10世に記念オペラ・カンタータ『ランスへの旅』を献呈し、「フランス国王の第一作曲家」の称号と終身年金を得る。
1828年36歳 『ランスへの旅』の主題を多用したオペラ『オリ―伯爵』パリオペラ座で初演。

『オリ―伯爵』第2幕三重唱
フローレス(1973-)/ダムラウ(1971-)/ディドナート(1969-)

1829年37歳 最後のオペラ『ウィリアム・テル』を発表。その後のイタリア・オペラとフランスのグランド・オペラに大きな影響を与えた。

1836年44歳 音楽界から完全に引退し、イタリアのボローニャ(のちフィレンツェ、パリ)で美食の道を進む。
1845年53歳 イザベラ死去。翌年 美術モデルのオランプ・ペリシエと再婚。
1855年63歳 健康が回復しパリに戻り、著名人を集めたサロンや高級レストランを経営。
1868年11月13日76歳 太りすぎてしまったことから様々な病気を発症し、この世を去る。イタリアのサンタ・クローチェ教会に眠る。

作品の特徴

・39のオペラを作曲し、モーツアルト(1756-1791)のオペラを後継する作曲家として高い評価と大きな人気を得て、スタンダールやベートーヴェン(1770-1827)からも讃辞を受けている。

・天才的な管弦楽書法と和声法の巧みさと大胆さをもち、多くのオペラの序曲は、オーケストラ・コンサートの開始楽曲として頻繁に演奏されている。

・彼の有名な書法であるロッシーニ・クレッシェンドは、一つの楽句を幾度も反復しながら高揚していく書法で、『セビリアの理髪師』バジリオのアリア『中傷はそよ風のように』などにみられる。

『中傷はそよ風のように
La calunnia è un venticello』
バジリオ:R.ライモンディ(1941‐ )

当時は歌手たちが技巧を誇示するために即興的にカデンツを歌唱していたが、ロッシーニはコロラトゥーラ(速いフレーズの中に装飾を施し、華やかにしている音節)の美を追求し、ほぼ全てを細かく書き記した。

セヴィリアの理髪師より『今の歌声は』
マリア・カラス(1923-1977)


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