10月19日1916年【E.ギレリス】

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エミール・グリゴリエヴィチ・ギレリス
Э́миль Григо́рьевич Ги́лельс
Emil Grigoryevich Gilels

[ピアニスト/ロシア]
1916年10月19日-1985年10月14日 68歳没
「鋼鉄のピアニスト」「ミスター・ベートーヴェン」と呼ばれた20世紀を代表するピアニストのひとり


Icon: Emil Gilels

 

M.バラキレフ:イスラメイ

生涯

1916年 ウクライナ・オデッサで、両親ともに音楽家であるユダヤ人の家庭に生まれる。
1922年6歳 ピアノを始める。
1929年13歳 初リサイタルを行う。
1930年14歳 オデッサ音楽院入学。
1933年17歳 全ソ連ピアノコンクール優勝。
1935年19歳 オデッサ音楽院を卒業後、モスクワ音楽院入学。以後1937年まで数多くの世界的ピアニストを育てたH.ネイガウス(1888-1964)に師事。
1938年22歳 音楽院在学中にブリュッセルで行われたイザイ国際コンクール(現エリーザベト王妃国際コンクール)で優勝し、国際的な注目を集める。(ミケランジェリは第7位)。
1944年12月29日28歳 S.プロコフィエフ(1891-1953)から献呈されたピアノソナタ第8番を初演。

1947年31歳 西側で自由に活動することをソ連政府から許された最初の芸術家として、ヨーロッパで演奏旅行を始める。
1952年以降、モスクワ音楽院で後進の育成にあたる。
1955年39歳 フィラデルフィアでP.チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏し、アメリカ・デビュー。センセーショナルな成功をおさめた。

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

バロック時代から20世紀音楽まで幅広いレパートリーを持ち、晩年は深い内省性を備え、亡くなる直前まで精力的に録音、演奏活動を行った。

1985年10月14日68歳 モスクワで亡くなる。
演奏旅行に向かう前に病院で予防注射を受けている際、看護師が誤って異なる薬を入れてしまいその結果心臓麻痺を起こしたと、S.リヒテル(1915-1997)が語っている。
ベートーヴェンのピアノソナタ全曲録音を進めていたが、急死により未完となった。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番Op.110(1985年録音)


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第29番≪ハンマークラヴィーア≫・第30番

彼の生地ウクライナのオデッサで、2001年よりエミール・ギレリス記念国際ピアノコンクールが行われている。


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