10月12日1872年【V.ウィリアムス】

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レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ
Ralph Vaughan Williams

[ 作曲家 / イギリス ]
1872年10月12日-1958年8月26日 85歳没
民謡の採集や教会音楽の研究を通して独特の作風を確立し、20世紀前半のイギリス音楽ルネサンスを推進した重要な作曲家です。
イギリスの陶器メーカー「ウェッジウッド社」の創設者ジョサイア・ウェッジウッド(1730-1795)の玄孫で、自然科学者チャールズ・ダーウィン(1809-1882)は母方の大叔父

 


Complete Symphonies 1-9

『グリーンスリーヴスによる幻想曲 Fantasia on Greensleeves』
指揮:L.ストコフスキー(1882-1977)
ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団

生涯

1872年 グロスターシャー州ダウンアンプニーに生まれる。
母の曾祖父はイギリス最大の陶器メーカー「ウェッジウッド社」の創設者ジョサイア・ウェッジウッド(1730-1795)で、彼は玄孫にあたる。また、自然科学者チャールズ・ダーウィン(1809-1882)は母方の大叔父。
1875年3歳 聖公会の牧師であった父が他界。母マーガレット・スーザン(1842-1937)の実家、ウェッジウッド家で暮らすために、サリーの景勝地にあるレイス・ヒル・プレイスに転居。
6歳頃から叔母からピアノと作曲の手ほどきを受けるようになり、7歳からヴァイオリンを学び始める。
1890年18歳 王立音楽大学に入学。
1892年20歳 王立音楽大学を休学し、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学して音楽と歴史学を専攻。
1894年22歳 ケンブリッジ大学で学士(音楽)を取得。
1895年23歳 ケンブリッジ大学で学士(文学)を取得。
その後、王立音楽大学に戻り作曲、オルガンなどを学ぶ。
同大学で共にオルガンを学んだストコフスキー(1882-1977)は、後にウィリアムズの6つの交響曲を演奏してアメリカの聴衆へ紹介。1949年にはニューヨーク・フィルハーモニックと彼の『交響曲第6番』の初録音を行い、1958年にはカーネギー・ホールにおいて『交響曲第9番』のアメリカ初演を行っている。
王立音楽大学時代の1895年に知り合った学生仲間G.ホルスト(1874-1934)とはお互いに切磋琢磨して過ごした。
1897年25歳 アデリーン・フィッシャーと結婚し、翌年よりロンドンに居を構える。同年、ベルリンにてブルッフ(1838-1920)の指導を受ける。

1904年32歳 口頭伝承が失われつつあったイングランド各地方の民謡やキャロルを、自ら田舎を訪ね歩き採譜。その多くを編曲して保存した。

1905年33歳 レイス・ヒル音楽祭の第1回演奏会を指揮。その後1953年までこの指揮者を務めた。
1907年35歳 パリにてM.ラヴェルから作曲とオーケストレーションのレッスンを3カ月間受け大きな進歩をみせる。
1910年38歳 『タリスの主題による幻想曲』、『海の交響曲(交響曲第1番)』初演。初めて大成功を収める。

『タリスの主題による幻想曲 Fantasia on a Theme by Thomas Tallis』
ピーター・ウンジャン(1955-)
トロント交響楽団

1914年3月41歳 『ロンドン交響曲(交響曲第2番)』初演。成功をおさめ名声が高まる。
同年7月第一次世界大戦(1914年7月28日-1918年11月11日)勃発。兵役を逃れることができたにも関わらず、自ら軍部に志願し王立陸軍医療軍団に義勇兵として入隊。この時砲火の爆音に長期にわたり晒されたことが、晩年に難聴に苦しむきっかけになった。
1918年46歳 陸軍の音楽監督に任ぜられ、音楽活動を再開。
1919年47歳 王立音楽大学の作曲科教授に就任。
1935年63歳 『交響曲第4番』BBCが交響楽団により初演。これまでの作風とは打って変わりドラマティックで不協和音が多用されたものだった。

1943年71歳 成熟した抒情的な段階へ入り、1943年のプロムスで作曲者自身が指揮をした『交響曲第5番』もこの時期の作品である。この後さらに作風を一新して、実験的な和声と楽器法を伴う新たな創作期に入っていく。

『交響曲第5番』
指揮:アンドリュー・デイヴィス
hr交響楽団

1935年63歳 過去にはナイト叙勲を拒んだが、メリット勲章を受章。

1946年74歳 『交響曲 第6番』が大成功を収め、初年度だけで100回も演奏された。
1951年79歳 妻のアデリーンが死去。
1953年81歳 1938年から不倫関係にあった、詩人アーシュラ・ウッド(1911-2007)と再婚。

1954年82歳 ロンドン交響楽団の創立50周年祝賀コンサートのための委嘱作『バス・チューバと管弦楽のための協奏曲』作曲。チューバのための協奏曲としては初めて作曲された作品で、最もよく演奏される作品となる。

『バス・チューバと管弦楽のための協奏曲』
チューバ:ハンス・ニッケル
指揮:ミヒャエル・ザンデルリング(1967‐)
WDR交響楽団(2014年演奏)

多くの若い作曲家や指揮者らに指導や講演を行い、幅広い交友関係をもったイギリスの音楽の中心人物であった。作曲の他に、指揮、音楽の収集、編纂も活発に行った。

1958年85歳 『交響曲第9番』が初演された3ヵ月後の8月26日、ロンドンにて心臓発作のため死去。85歳没。

1964年 妻アーシュラが夫の伝記「RVW: A Biography of Ralph Vaughan Williams」を出版。


レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ作品集 Ralph Vaughan Williams – Composer’s Collection

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