7月10日1969年【J.カウフマン】

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ヨナス・カウフマン
Jonas Kaufmann

[ テノール歌手 / ドイツ ]
1969年7月10日 - 51歳
ドイツらしい正統派テノールで正統派イケメンが歌えば、世界人気No.1になるのは当然。オペラ界最高の脂がのったテノール歌手。


誰も寝てはならぬ~プッチーニ・アルバム

『トゥーランドット』「誰も寝てはならぬ」2015年Proms
指揮:マリン・オルソップ指揮
BBC交響楽団

経歴

1969年7月ミュンヘンで生まれる。
父親は保険会社母親は幼稚園に勤める一家は、第二次大戦後東ドイツから西側へ逃げてきた家系で、東側からの避難民が住む賃貸アパートに住んでいた。
祖父はR.ワーグナーの楽劇をピアノでの弾き語りをして聴かせていた。
子供のころ初めて見たオペラ『蝶々夫人』では、美しさに引き込まれ感動したが、カーテンコールで自刃したはずの蝶々さんが出てきたことに驚いたという。

高等学校時代にはミュンヘンのオペラハウス、ゲルトナープラッツ州立劇場で合唱の一員として歌っていたが、高校卒業後、両親の勧めに従いミュンヘン大学で数学を専攻する。
1989年20歳 音楽への道があきらめられず、ドイツ国立ミュンヘン音楽・演劇大学に入学。在学中から地元の歌劇場で小さな役を歌った。
1994年25歳 優秀な成績で大学を卒業。いくつかの劇場からオーディションの誘いがあり、ザールブリュッケンの州立歌劇場と専属契約を結ぶ。

この頃は軽く明るい声だったが、声のトラブルに悩み、舞台で上演中に声が出なくなってしまうこともあった。ボーカルコーチのマイケル・ローズの指導により「皆に好まれる軽くて明るいテノール声を無理に作る」歌唱法から、元々持つ声で自然に歌えるよう忍耐強く努力を重ねた。結果、声のトラブルは解消し、暗く太く引き締まり高音は輝かしく力強さと繊細さを兼ね備えた現在の声質となった。
1996年27歳 ザールブリュッケンでの2年間の契約の後、フリーとなりザルツブルグ、ブリュッセル、シカゴなど国際的にデビュー。
2001年32歳 チューリッヒ歌劇場の専属歌手となり、数多くのオペラに出演し、またF.シューベルト、シューマン、R.シュトラウス等の歌曲を歌うコンサート歌手としても活動する。

チューリッヒ歌劇場では立役者であったが、世界にその名が広く知られるようになったのは、ソプラノ歌手ゲオルギュー(1965-)が、2004年ロイヤルオペラハウスの『つばめ』(プッチーニ)、2006年メトロポリタン歌劇場の『椿姫』(ヴェルディ)などの相手役として、当時まだ無名のカウフマンを指名したことで注目を集め、その後の国際的活躍のきっかけとなる。

METライブビューイング2011-2012シーズン
ワーグナー『ワルキューレ』
レパートリーは幅広く、言語能力が高いこともあり母国ドイツのワーグナーなどのみならず、イタリアオペラ、フランスオペラ、歌曲など多くの作品を歌い、世界中の大歌劇場やバイロイト音楽祭などで活躍を続けている。
彼の業績に対しレコード会社や音楽界から様々な賞を受賞している。
歌手の名誉的称号である「バイエルン州宮廷歌手」、フランス文化省からは「芸術文化勲章」、 ドイツからは「ドイツ連邦共和国功労勲章」を贈られ、2017年にはイタリアのサンタ・チェチリアアカデミア「名誉会員」に選出された。

しかし「コンディションが良くないときは、歌わない方が良い」という信念を持っているため、キャンセルが非常に多い。特に日本においては6回の来日公演をキャンセル(2011年6月にはメトロポリタン歌劇場来日公演『ドン・カルロ』でタイトルロールを歌う予定だったが、原発事故を理由にキャンセルした)、またメトロポリタン歌劇場においても2015年から3年連続全公演をキャンセルしている。生で歌を聴くことが難しい歌手であるが、チケットは高額であっても常にすぐに売り切れてしまう人気を誇る。

公式サイト

19世紀フランス・オペラの名アリア集。

花の歌~フランス・オペラ・アリア集

METライブビューイング2012-13
ワーグナー『パルシファル』

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