1月14日1943年【マリス・ヤンソンス】

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マリス・イヴァルス・ゲオルグス・ヤンソンス
Mariss Ivars Georgs Jansons

[指揮者/ラトビア]
1943年1月14日 – 2019年11月30日 76歳没
旧ソ連ラトビア出身の世界的指揮者


マーラー :交響曲 第9番 ニ長調

 

生涯

1943年 ラトヴィアの首都リガに、指揮者アルヴィド・ヤンソンスとユダヤ系の歌手の息子として生まれる。
レニングラード音楽院でピアノ・ヴァイオリン・指揮を学んだ後、ウィーン国立音楽アカデミーに留学。ウィーンでハンス・スワロフスキー( 1899-1975)、ザルツブルクでヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)に師事。
1971年28歳 カラヤン国際指揮者コンクールで2位の成績に輝き、同年レニングラード・フィルを指揮してプロ・デビュー。
1971年28歳 レニングラード・フィル(現サンクトペテルブルグ・フィル)で、ムラヴィンスキー(1903-1988)のアシスタントとして多くの事を学び、1973年から同フィルの副指揮者を務め、1999年までレギュラー指揮者を務める。
1977年34歳 ムラヴィンスキーと共にレニングラード・フィル日本公演に帯同して初来日。
1979年36歳 オスロ・フィルの首席指揮者を2000年まで務め、世界トップレベルのオーケストラへと育てた。

ロンドン・フィルの首席客演指揮者(1992-1997)、ピッツバーグ響の音楽監督(1997-2004)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者(2004-2015)、2003年からはバイエルン放送交響楽団の首席指揮者を務め、世界のほぼ全ての主要音楽都市や音楽祭で演奏している。

2001年58歳 ウィーン楽友協会の名誉会員。
2005年62歳 バイエルン放送響との初の日本と中国へのツアーを行い、日本における年間コンサート・ランキングの第1位に輝いた。
2012年69歳 ベートーヴェンの交響曲チクルスが、ミュージック・ペンクラブ・ジャパンによって、外来アーティストによる年間ベスト・コンサートに選出。

ヤンソンス率いるバイエルン放送響は、レジデンス・オーケストラとして、毎年、ルツェルン復活祭音楽祭に招かれている。
ベルリン・フィルおよびウィーン・フィルとも定期的に共演し、2006・2012・2016年の元日にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートの指揮を務めた。

ベートーヴェンやリヒャルト・シュトラウスマーラーショスタコーヴィチなど独墺系・ロシア系を中心に広いレパートリーを得意とし、特にショスタコーヴィチの交響曲は全曲録音がグラミー賞を受賞するなど、数多くのレコーディングにより国際的な賞を多数受賞。また、若手音楽家たちの育成にも力を注いだ。

ショスタコーヴィッチ:交響曲 第10番
指揮:ヤンソンス
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ノルウェーの「ノルウェー王国功労勲章」、オーストリアの「科学芸術名誉十字勲章」、ラトヴィアの「三ツ星メダル」、バイエルン州の「マクシミリアン勲章」、ドイツの「大功労十字星章」、オランダの「オランダ獅子勲章ナイト」、フランスの最高位の文化賞「芸術文化勲章コマンドゥール」、そして2015年3月にラトヴィアの最高の芸術賞「ラトヴィア音楽大賞」を授与された。

2019年11月30日76歳 サンクトペテルブルクの自宅にて心臓発作により亡くなる。

Shostakovich Complete Symphonies

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