12月11日1803年【E.ベルリオーズ】

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ルイ・エクトル・ベルリオーズ
Louis Hector Berlioz

[ 作曲家 / フランス ]
1803年12月11日-1869年3月8日 65歳没
『幻想交響曲』でよく知られるフランス最大の作曲家。特に”クラシックオタク”に人気。


ベルリオーズ:幻想交響曲

『レクイエム』

 

生涯

1803年 フランス南部ドーフィネ地方日に医師の息子として生まれる。
幼少よりフルート、ギターを学び、13歳で作曲を始める。
1821年17歳 父の希望によりパリの医学校に入学。医学の勉強を続けながらパリのオペラ座に通い、グルック、サリエリなどのオペラを聴く。
1824年に作曲したミサ曲の成功がきっかけで作曲家になることを決意。
1826年23歳 パリ音楽院入学。ル・シュウール、ライヒャ、ケルビーニに師事。
1830年27歳 ローマ賞4度目の応募作カンタータ『サルダナパルの死』が大賞を受賞。同年『幻想交響曲』初演が成功を収め脚光を浴びる。

幻想交響曲 Symphonie fantastique Op.14
指揮:A.アルティノグリュAlain Altinoglu(1975-)
∙ hr-Sinfonieorchester (2021年9月演奏)

1831‐32年 イタリア滞在。
1833年30歳 パリへ戻り『幻想交響曲』作曲の動機となったハリエット・スミスソンと結婚。
同年 ショパン(1810-1849)とパガニーニ(1782-1840)と出会い親交を結ぶ。
1834年31歳 「ガゼット・ミュジカル 」誌に寄稿を始め、「論争雑誌 」へ27年にわたす寄稿など、評論家としても活動。
1837年34歳 1830年の七月革命の英雄を記念するためのミサ曲を、政府より委嘱され作曲した『レクイエム』が大成功を収める。
1839年作曲の劇的交響曲『ロメオとジュリエット』は、初演後パガニーニに献呈された。この作品はワーグナー(1813-1883)に大きな影響を与え、ワーグナーは『トリスタン』 をベルリオーズに献呈した。

葬送と勝利の大交響曲 Op.15(1840年)
Grande Symphonie funèbre et triomphale 
指揮:S.ラトル(1955-)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (2013年10月演奏)

1842年以降、パリでの人気は下火となり生活に困窮する中、ヨーロッパ各地を演奏旅行し、プラハ、ブダペスト、ポーランド、ロシア各地で自作品が人気となる。
1843年40歳「近代の楽器法と管弦楽法」を出版。
1848年45歳 二月革命の勃発でロンドンに滞在。1849年帰国。
1856年53歳 フランス学士院会員となり、ようやく生活が安定する。この頃より腸神経痛に悩まされる。
1854年3月3日50歳 別居中の妻スミッソンが亡くなり、10月19日にかねてより同棲していたマリー・レシオと結婚。
1862年59歳 マリーが亡くなり、さらに一人息子のルイも1867年に失い、パリで孤独に包まれた生活を送りつつ、1866年オーストリア、1867年ドイツ、1867年末から1868年ロシアなどで指揮活動を行う。

1869年3月8日 65歳 健康状態の悪化により南フランスで保養していたが、眠るように息を引き取った。
モンマルトル墓地に、2人の妻スミスソンとマリー・レシオとともに眠る。

かつて、肖像画がフランス10フラン紙幣に描かれていた。

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