10月28日1947年【近藤 譲】

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近藤 譲
こんどう じょう

[ 作曲家 / 日本 ]
1947年10月28日 –
日本の現代音楽の作曲家、音楽評論家

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経歴

1947年 東京に生まれる。
1968年21歳 フルートとピアノのための作品『モノローグと5つの断片Monologue and Five Fragments』作曲。
1972年25歳 東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。
『彼女の—ジョン・ケージ「季節はずれのヴァレンタイン」への前奏曲Her—Prelude to John Cage’s “A Valentine Out of Season”』作曲し、翌年初演、ヨーク大学音楽出版社から出版される。

『歩く Walk』 (1976)

1977年30歳 ロックフェラー3世財団より奨学金を得て、ニューヨークに2年間滞在。
1979年32歳 カナダ政府に招かれ、ヴィクトリア大学客員教授を務める。1980年33歳 現代音楽アンサンブル「ムジカ・プラクティカ」を結成、1991年の解散まで音楽監督を務める。
1986年39歳 ブリティッシュ・カウンシル・シニアー・フェローとしてロンドンに滞在。
1987年40歳 アメリカのコネティカット州ハートフォードのハート音楽大学コンポーザー・イン・レジデンス。同年及び2000年イギリス・ダーティントン国際サマースクールで講師、2015年米国ロチェスター大学イーストマン音楽院において特別客員教授を務めた。
これまでに、ハーヴァード大学、エディンバラ大学、ハンブルク音楽大学など欧米の多くの大学で自作についての講演を行う。国内では、エリザベト音楽大学教授、お茶の水女子大学・同大学院教授として長年教鞭をとり、現在、昭和音楽大学教授、お茶の水女子大学名誉教授。

1991年44歳 『林にて In the Woods』(1989年作曲/1990年初演)が尾高賞受賞。

『林にて』

国内外の優れた演奏家や演奏団体、音楽機関から委嘱を受け、独奏曲から室内楽、管弦楽、声楽曲、オペラ、電子音楽作品まで広範にわたる作品を約160曲作曲。
「アルメイダ国際音楽祭(英国)」「フィレンツェの5月」「ハダースフィールド国際音楽祭(英国)」をはじめ、多くの国際音楽祭において特集が組まれている。

視覚リズム法 (ピアノ版)
ピアノ:須藤英子

作曲と美学に関する著作活動も活発に行い、『線の音楽』『音楽の種子』『耳の思考』『<音楽>という謎』『音を投げる-作曲思想の射程』『聴く人』などがある。翻訳においても、J.ケージ著『音楽の零度』、D.ヒューズ著『ヨーロッパ音楽の歴史』(共訳)、M.E.ボンズ著『「聴くこと」の革命-ベートーヴェン時代の耳は「交響曲」をどう聴いたか』(共訳)等の著作がある。

線の音楽


聴く人(homo audiens)──音楽の解釈をめぐって

日本音楽コンクール作曲部門、国際現代作曲家協会国際音楽祭作曲部門、芥川作曲賞、など作曲コンクールの審査委員や、京都賞音楽部門選考委員などを務めたほか、NHK・FM放送の現代音楽番組の選曲・解説を35年以上にわたって担当している。

1991年尾高賞、2005年中島健蔵音楽賞、2012年アメリカ芸術・文学アカデミー外国人名誉会員(終身)、2018年芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。日本現代音楽協会会長。

2015年第2回 京都大学 − 稲盛財団合同京都賞シンポジウム [音楽分野]「現代音楽における自律的芸術作品の解体、又は、音楽言語の外在化」近藤 譲


近藤譲作品集「オリエント・オリエンテーション」

公式HP

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