【カーネギーホール(1947)】-音楽を題材にしたフィクション映画

カーネギーホール

[監督]エドガー・G・ウルマー
[原題]Carnegie Hall
[原作]シーナ・オーウェン
[脚色]カール・カム
[音楽指導]ジグモンド・クラムゴールド
[エンディング・テーマ]
[製作]ウィリアム・ルバロン / ボリス・モロス
[撮影]ウィリアム・ミラー
[出演]マーシャ・ハント
[製作年]1947年
[製作国]アメリカ
[上映時間]144分

ニューヨークのカーネギー・ホールと、同じホールに関係の深い演奏家とを紹介する記録的な劇映画。錚々たる音楽家たちの演奏は必見。

カーネギー・ホールに掃除婦として勤めるノラ・ライアンは若いピアニスト、トニー・サレルノと結婚し、男の子を授かる。トニーの急死後、カーネギーに戻ったノラは事務の仕事に移り、小ホールの運営を任され、若い音楽家の支援に励む。
息子には父親と同じ名前トニーと名付け、クラシックのピアニストとしてカーネギーで演奏することを夢見る。しかし青年になったトニーは、ダンスホールの楽団と契約しジャズ音楽界へ入り、成功する。母息子の関係は断絶となるが・・・。

映画の多くは、当時一流の音楽家たちの演奏が描かれる。

演奏プログラム
・ピアノ五重奏曲第2楽章(シューマン)
・楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕前奏曲(ワーグナー) ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
・歌劇『ラクメ』から「鐘の歌」 (ドリーブ) ソプラノ:リリー・ポンス
・組曲『動物の謝肉祭』から「白鳥」(サン=サーンス) チェロ:グレゴール・ピアティゴルスキー
・歌劇『カルメン』から「セギディーリャ」(ビゼー) メゾソプラノ:リーゼ・スティーヴンス
・交響曲第5番「運命」 第4楽章:ベートーヴェン アルトゥール・ロジンスキ指揮ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
・英雄ポロネーズ:ショパン/組曲『恋は魔術師』から「火祭りの踊り」:ファリャ ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン
・「オー・ソレ・ミオ」:ディ・カプア テノール:ジャン・ピアース
・歌劇『シモン・ボッカネグラ』から「Il lacerato spirito(苦悩する心)」:ヴェルディ バス:エツィオ・ピンツァ
・歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から「Fin ch’han dal vino(シャンパンの歌)」:モーツァルト バス :エツィオ・ピンツァ
・「Beware My Heart」、「The Pleasure’s All Mine」 ヴォーン・モンロー
・ヴァイオリン協奏曲 第1楽章:チャイコフスキー フリッツ・ライナー指揮ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団、ヴァイオリン:ヤッシャ・ハイフェッツ
・交響曲第5番 第2楽章:チャイコフスキー レオポルド・ストコフスキー指揮ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
・「57番街のラプソディ」 トランペット:ハリー・ジェイムス

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