【帝国オーケストラ(2007)】‐音楽を題材にしたドキュメンタリー映画

クラシック音楽情報【音楽映画-ドキュメンタリー】

帝国オーケストラ

[監督・脚本]エンリケ・サンチェス=ランチ
[原題]The “Reichsorchester” The Berlin Philharmonic and the Third Reich
[共同監督・脚本]ミシャ・アスター
[監督助手]カトリン・ゾーンス
[出演]ビルヘルム・フルトベングラー
[製作]ウリ・プファウ
[撮影]ファブリカ・ニルヒアン
[編集]トーマス・ヴェルマン
[製作年]2007年
[製作国]ドイツ
[上映時間]89分
[ジャンル]ドキュメンタリー

創立125周年を迎えたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の、1933年から45年ヒトラー政権時代に注目したドキュメンタリー。

ベルリン・フィルの知られざる一章に光を当てたこの映画は、世界中の映画館で上映され、センセーションを巻き起こした。
ナチスの政権獲得後、ベルリン・フィルは、ナチス党を誇示するさまざまな機会で演奏を要請され、第2次世界大戦後、指揮者フルトベングラーはナチスのプロパガンダに協力したとして戦犯会議にかけられた。

その時代を知る数少ない証言者、96歳になったコンサートマスターのハンス・バスティアン、86歳のコントラバス奏者エーリヒ・ハルトマンら元団員やその家族が、当時のオーケストラの実情を語る。
フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュらによるコンサート風景、楽団員による個人資料、ベルリン・フィルがナチスの行事で演奏する様子など、貴重な映像など、ベルリン・フィルという枠を越え、芸術と権力、権力の濫用の関係が陥る本質についても考えさせる作品。

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