クラシック音楽情報
【音楽家の誕生日 一覧】
フェルディナント・バイエル
Ferdinand Beyer
[ 作曲家・ピアニスト / ドイツ ]
1806年7月25日 – 1863年5月14日 56歳没
戦後から50年近く、日本のクラシックピアノ教育導入期の教材として絶対的な利用頻度を誇りました。『バイエル』が作曲家の名前だと知らない人も。
生涯
ドイツ、ハレ近郊(当時ザクセン王国領)に仕立て屋のマイスターの父、オルガニストの母のもとに生まれる。母方の祖父もカントルでオルガニスト。
12歳でライプツィヒの神学校でコーラスとオルガン、またピアノの訓練も積む。16歳の時点で父親が死去したことを機に音楽を本格的に専攻する。
28歳で結婚し、マインツに移住し、ピアノの教師として生計を立て、また大衆向けの楽曲や室内楽曲なども作曲したが、今日知られているのは「バイエル教則本」( Vorschule im Klavierspiel Op. 101)のみ。
1881年(明治13年)にアメリカ人ルーサー・ホワイティング・メーソンによって日本に紹介された。高度経済成長期ピアノが普及した頃、導入教材として主に使用されていたが、近年は調性が偏っていることなどから、使用が減っている。保育士試験・小学校の教員採用試験受験科目の実技試験に指定されることが多い。
「赤バイエル」「黄バイエル」と呼ばれたかつてのデザイン。多くの人が使用し、懐かしんで以下のようなグッズがよく売れている。
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